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2009年6月17日 (水)

189 医者要らず!究極の糖尿病治療、克服編

Hba1c

オーストラリア最大の血液検査機関であるSullivan Nicolaides Pathologyでの糖尿病血糖値(HbA1c)の検査を先週受けてきた。昨年クリスマス前に受けて以来半年ぶりのことだった。そして、上記表の如く、本当にすばらしい結果が出たのである。完璧な糖質制限食を始めて四ヶ月半目の事である。モニターでも血糖値の下がり具合を確認出来たので、検査はもっと早目に受けても良かったのだが、糖質制限食による体調の変化や弊害、野菜数種類、摂取後のテストも行いながら、たっぷりと時間を掛けた。

私は日本で若い頃から糖尿病予備軍とし、この国で始めて糖尿病患者と認定されたのが1992年のことである。その時からの記録がこの表で、間の空いている期間は医師を代えた時期、又は無検査の頃で、アップダウンの激しい期間は医者が薦める血統降下剤の服用を拒否、極端な食事制限をしていたが、遂にギブアップ、ダイエット療法が完全に途切れた時期である。

このグラフ最高値の12.2%ともなるとインシュリンの使用が必要となる。この頃から本格的な糖尿病治療に取り組み始めた。その後、血統降下剤の服用と共に、訳の分からぬアップダウン(果物の採りすぎが原因)を繰り返しながら現在に至っていた。そして四ヶ月半の糖質制限食実践後、今回始めてのチェックで健康人に近いHbA1c 6.2%の数値が出たのである。

十年以上も血統降下薬を服用しているのに、尚カロリー制限や運動療法を強いられ、しかも薬による低血糖症が度々襲って来た。その時は言葉では表現出来ない程苦しい、そんな理不尽な話はないと思っていた。たまたま友人から借りた本で、その克服法を知った。実践してみると案外簡単に出来た。そして日々その効果が現れ始めた、間違いなくこの本に書かれている通りだったのである。

以前は、血糖値検査を受ける、その数日前から食事制限をして、値があまり上がらないようにと気を付けた。しかし、その方法は全くの誤りであることが分かった。血糖値は日々、時間、食事内容、体調、ストレスなどによって変化しやすい不安定な値で、物を食べなくても、興奮するだけで急激に上がったり下がったりするのである。ところが糖尿病患者の場合、上がるのは簡単、しかし一旦上がったら、なかなか下がらないから困るのである。

少し前だった、セコンドハンドのパソコンを売り、買い手の家まで納入に行った。設置、インターネット接続に時間が掛かり、その説明にも大変な労力が要った。帰宅が昼食前になって血糖値を計ると、何も食べていないのに異常な程の高い数値が出た。かなり大きなストレスとなっていたのである。

又、私たち患者が使用している市販の血糖値計測器では正確な数値の測定は出来ない、単なる目安にしかならないと言うことである。数ヶ月前、店で普段使っていた器械が盗まれた。早速、新製品を買い使ってみると、同時間、同場所からの血液でも数値がめちゃくちゃ違うことがある。商品の販売元へ確かめると、その誤差は20%で正常だと言った。20%の誤差ともなると大きな数値で患者、健康人の判別も難しくなってくる。私は今、正確な数値が必要なので、二台の器械を使い、同じ血液を両方に注いで測定している。

ヘモグロビン(HbA1cというのは糖化ヘモグロビンとも呼ばれ、血色素にブドウ糖がくっ付いたものだが、一旦くっ付いたら決して離れず、通常1~1.5ヶ月間が寿命でその後死滅する。でも常に平均血糖値が反映され、食事やストレスに影響されることなく検査が出来、その数値も正確で不変である。しかしこれは検査機関でないと測定出来ないのである。

したがって糖尿病患者は常日頃から摂生しておかないと、検査の前だけいくら食事療法を試みても駄目だと言うことである。健康な人の正常値は4.4%から5.8%で、私もあと僅かだが、この数値に向かっての努力が必要である。

それにしても糖質制限食による血統降下法がこんなに糖尿病患者に効果があるとは驚きである。 過去ブログ「182 究極の糖尿病治療 ?」で私は五十数年前、糖尿病患者であった父親の事を記した。父は「好きな物が食べられないなら死んでも良い」と言った。あの時、食事療養をしていればもっと長生き出来たかも知れない。彼はすでに老齢だったから、いずれ時が来れば死しても病死と老死では全く意味が違う、病死なら決してハピィな人生だったとは言えないからである。

しかし考えてみると当時の医学と五十数年後の現在医学、最新機器の発明で検査技術の分野ではハイレベルな発展を遂げた。細胞とか遺伝子のレベルまで詳細に分析出来るようになり、個人鑑定さえも可能となったのだが、治療全般、特に糖尿病患者の治療に関しては特効薬の開発等、何の進歩もしていないと言える。一番原始的な方法、糖分を摂らない食事療法が最適だったとは長い間誰も気付かなかったのである。

私のGPドクター、検査結果を見ながら、血糖値が正常近くなったことで、今まで私に処方してきた薬が間違っていなかった、血統降下剤の効果が現れてきたと喜んでいたようだったが、私は「薬は一切飲んでいない」と言ったら、信じられないような表情をした。医者としても、製薬会社にしても、このような糖質制限食による単純な方法で、難病とされてきた糖尿病の治療をされては困るはずである。

来週、この検査結果と共にGPドクターの手紙を添えて、大病院にある糖尿病スペシャリストドクターへのブッキングをしている。さて、彼がどのような反応を示すかも楽しみだが、遺伝的糖尿病患者である私は、生涯に渡って摂生を心掛けねばならないことだけは確かである。

五ヶ月近く、米とかパンの炭水化物類、果物類一切を食べていない。すい臓にあるランゲルハンス島ベータ細胞を休息させ、回復を待ちつつ、モニターを通して、少しずつ、穀物類も食べていこうと思っている。

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