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2009年5月 5日 (火)

186 オーストラリアの老齢年金

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上記がオーストラリアでの、65歳以上のペンショナーに支給される年金額である。もし重い病気に罹っていたり、身体に障害があったり、特別の理由があったりして、それが認められればこの年齢以下でも支給される。さらに家賃を払って生活している人には111.20ドル上乗せされ、病気治療で薬を使っている患者には6ドルの追加となる。その他、特典としては市民税が20%減額、電気等公共料金の割引、列車で国内旅行する場合には半額近くでチケットが買える。

高価な土地付きの家とか豪邸に住まないかぎり、一人暮らしで、普通の自宅と車、銀行定期の総額が7万ドル以下であれば同額支給される。二週間に一度この金額が銀行振り込みされ、一ヶ月ではこの倍額となる。

夫婦の場合はカップルとして二人分支給されるが、シングルの二人分を合わせたより低い金額となる。これは同じ家に住む場合、経費が少なくてすむからである。結婚してなくても同棲の場合はカップルと見なされ、これは厳重にチェックされ、違反するとペナルティを取られる。そして他人が同居し部屋代を取っている場合には、その金額を申告しなければならない。

7万ドル以上のお金を持っていると、金額に応じて徐々に支給金が減額されていくのだが、どの位の金額になったら給付がストップになるのかは知らない。私の店に度々来るお客さんで80歳過ぎの男性だが、彼は100万ドル近くを持っているらしく、彼いわく「セルフエンプロイメント」であると言っていた。セルフエンプロイメントとは自分自身を雇っているという意味で、銀行利子による収入とか企業に投資をして利益を得、そのお金で生活をしている場合で、タックスオフィスの所得申告書にもそのように書く欄がある。

世界的な不況でオーストラリアでも銀行利子がめちゃくちゃに下がった。去年の今頃は最高利率で8.6%もあった。しかし今は100万ドルの定期預金をしている富裕層でも、昨年の半分以下の利子しか受け取れず、生活が厳しく、持ち金の取り崩しをせざるを得なくなってきたのはでないか。

年金生活者としては、この上記の金額ではもちろん満足していない。しかし他の優遇策を考えると決して悪くない。過去ブログでも記したが、私は糖尿病患者で医者にかかっている。このGPはバルク医と言い、診てもらってもお金を払わなくて良い、メディケアカードを見せ、診断書にサインをするだけ、すなわち無料である、半年に一度の他機関による血糖値検査も同じである。

もし自分の医者がバルク医でない場合、現金を払った後でメディケアオフィスへその領収書を持って行くと55%の払い戻しが受けられる、国民が総健康保険加入者だからで、その負担は国、事業主、企業がしている。しかし大病をした場合、公共の大病院では混雑の為、検査や診察が何時になるか分からず、急患の場合には死に至る。そこで私立の大病院をブッキングすると、ここではすぐに診てくれる代わりに診察料が非常に高い。その為、プライベート保険に加入する。だがこの保険料は決して安くない、条件や種類にもよるが年間1500ドル前後は払わねばならず、富裕層ならともかく、一般人の加入は容易ではない。

私の場合、収入が少ないことから、低所得者としてメディケアカードを使っているので、薬代は半額、毎日たくさん使用している血糖値検査用のストリップは通常100枚入りボックスが53ドルもするのに、たったの1ドル10セントで買える。どこでどうなって、こんなに安く買えるのか私は不思議でならない。

先月分厚い老齢年金の申請書が送られてきた。私の個人財産等、すべての情報の書き込みを終え提出した。いよいよ今月から老齢年金が支給される予定である。おりしもケブン·ラッド豪首相が年金額のアップを取り上げたニュースがこの下の切抜きで、月にして20ドル上げられると書かれている。

私はこの国に永住して28年になるが、レストランをやり始めた頃、政府から通達があり年金制度が発足した。そこでわずかな金額だったが、自分自身で25年近く年金を掛けていた。それが昨年終了した。通常年金とは、掛け金を国が没収する代わりに、年齢がくれば支給されるお金である。それがなんと全額払い戻しされたのである。しかも積み立て金額より利子の方が多かった。日本では国民年金、厚生年金共25年以上の支払い記録がないと年金が支給されないといわれている。この国では上記のように金額は一律だが政府がすべて負担をしている。この財源は一体どこから出ているのか、私には分からない。

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