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2009年5月18日 (月)

187 ゴールドコーストの犯罪件数

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左はゴールドコーストブルティン紙の切抜きで、最近起きた同市での凶悪犯罪の数々である。最近は特に拳銃による事件が多くなっている。これは銃の種類にもよるが千ドルから5千ドル程で、二、三軒パブ(酒場)回りをして探せば、簡単に手に入るそうである。後日、犯人が逮捕されても、ポリスは拳銃の所在をあまり追求しないらしく、ブリスベンとゴールドコーストのブラックマーケットでは現在4000丁の銃が流通しているとの事である。

1996519日、タスマニアの観光地でライフル銃を乱射し、36名を無差別殺戮した事件が起きた。その後アメリカでも大学校内で学生による銃の乱射事件が続発している。タスマニアの乱射で大量殺害をしたのはマーチンブライアントと言う30才過ぎの男であった。この国では死刑がないので、彼は今も刑務所に入っていると思われる。

以来この国では銃規制が非常に厳しくなった。以前、私もライセンスを取得し、6丁のライフル銃を持っていた。ブリスベンに大きな射撃場があって、そこへ兄弟、知人、友人を連れて行ったこともある。(過去ブログ62に詳細)しかし銃の規制が厳しくなった時点でライセンスを放棄し、数丁は売却、旧日本軍が使った三八式、九九式はガンスミス(銃取り扱い専門業者)に頼んで無可動銃に改造して貰った。このようにすればポリスから許可証が発行され、私の店でも公にディスプレイが出来るのである。

オーストラリア政府は厳しい銃規制を打ち出すと共に、一般が所有している銃の買取りを始めた。この政策で私の銃は買値より高く売れ、少しだったが儲かった。その後、テレビで政府は買い取ったすべての銃を鉄屑にするとの報道があり、集めた銃の山を写し出していた。以来、私の持っている許可証付き無可動銃の値段がぐんと上がった。

当時からピストルの所持には規制が厳しく、ピストルクラブに所属することを条件とし、拳銃一丁それぞれにライセンスが必要だった。ゴールドコーストのサウスポートにピストルクラブがあって見学に行ったが、入会はしなかった。

その時、スポーツ射撃の弾丸と戦争用の弾丸との違いを発見した。弾丸の材料には重い金属が必要で、通常鉛を使うのだが、鉛は体内に入ると猛毒で、軍用とか警察用の弾はすべて真鍮板や銅板で鉛全体を包んでいる。戦争は人殺しが目的だから鉛むき出しであろうが、真鍮や銅で巻いてあろうが同じで、それなら戦争をしなければ良いのだが、人道上での観点からそうなっているらしい。

犯罪で使用される拳銃の殆どは、昔も今もブラックマーケットで手に入れた品物が多く、正式に登録、ピストルクラブに所属しているメンバーの品が盗まれて使用されない限り、せいぜい持ち主は自殺用に使う程度である。

下の切り抜き記事は、この国の年齢別による犯罪件数で15歳から20歳が最も多くなっている。ほんの一ヶ月前、私の店に15歳前後の3人組の少年が入ってきた。一つ、二つ尋ねた後、すぐに店を出ていったが、帰った後、糖尿病の血糖値を測る器械が無くなっていた。この器械は財布のような入れ物に入っており、おそらく中に現金でも入っていると思ったのだろう、 開けてびっくり、血を拭いたテッシュを見て、腰を抜かしたに違いない。

3人以上、同時に入って来られると防ぎようがない。彼らもそれが分かっているから、何かするつもりで入って来るのである。罪悪感は一切なく、盗まれる方が悪いのだと開き直り、スポーツでもやるように、そのスリルを楽しんでいるのである。

このような盗難は今までに何度もあった。慣れっことはなっているが、やられると悔しいものである。一人で店をやっているのだから、このようなリスクは仕方のない事かも知れない。

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2009年5月 5日 (火)

186 オーストラリアの老齢年金

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上記がオーストラリアでの、65歳以上のペンショナーに支給される年金額である。もし重い病気に罹っていたり、身体に障害があったり、特別の理由があったりして、それが認められればこの年齢以下でも支給される。さらに家賃を払って生活している人には111.20ドル上乗せされ、病気治療で薬を使っている患者には6ドルの追加となる。その他、特典としては市民税が20%減額、電気等公共料金の割引、列車で国内旅行する場合には半額近くでチケットが買える。

高価な土地付きの家とか豪邸に住まないかぎり、一人暮らしで、普通の自宅と車、銀行定期の総額が7万ドル以下であれば同額支給される。二週間に一度この金額が銀行振り込みされ、一ヶ月ではこの倍額となる。

夫婦の場合はカップルとして二人分支給されるが、シングルの二人分を合わせたより低い金額となる。これは同じ家に住む場合、経費が少なくてすむからである。結婚してなくても同棲の場合はカップルと見なされ、これは厳重にチェックされ、違反するとペナルティを取られる。そして他人が同居し部屋代を取っている場合には、その金額を申告しなければならない。

7万ドル以上のお金を持っていると、金額に応じて徐々に支給金が減額されていくのだが、どの位の金額になったら給付がストップになるのかは知らない。私の店に度々来るお客さんで80歳過ぎの男性だが、彼は100万ドル近くを持っているらしく、彼いわく「セルフエンプロイメント」であると言っていた。セルフエンプロイメントとは自分自身を雇っているという意味で、銀行利子による収入とか企業に投資をして利益を得、そのお金で生活をしている場合で、タックスオフィスの所得申告書にもそのように書く欄がある。

世界的な不況でオーストラリアでも銀行利子がめちゃくちゃに下がった。去年の今頃は最高利率で8.6%もあった。しかし今は100万ドルの定期預金をしている富裕層でも、昨年の半分以下の利子しか受け取れず、生活が厳しく、持ち金の取り崩しをせざるを得なくなってきたのはでないか。

年金生活者としては、この上記の金額ではもちろん満足していない。しかし他の優遇策を考えると決して悪くない。過去ブログでも記したが、私は糖尿病患者で医者にかかっている。このGPはバルク医と言い、診てもらってもお金を払わなくて良い、メディケアカードを見せ、診断書にサインをするだけ、すなわち無料である、半年に一度の他機関による血糖値検査も同じである。

もし自分の医者がバルク医でない場合、現金を払った後でメディケアオフィスへその領収書を持って行くと55%の払い戻しが受けられる、国民が総健康保険加入者だからで、その負担は国、事業主、企業がしている。しかし大病をした場合、公共の大病院では混雑の為、検査や診察が何時になるか分からず、急患の場合には死に至る。そこで私立の大病院をブッキングすると、ここではすぐに診てくれる代わりに診察料が非常に高い。その為、プライベート保険に加入する。だがこの保険料は決して安くない、条件や種類にもよるが年間1500ドル前後は払わねばならず、富裕層ならともかく、一般人の加入は容易ではない。

私の場合、収入が少ないことから、低所得者としてメディケアカードを使っているので、薬代は半額、毎日たくさん使用している血糖値検査用のストリップは通常100枚入りボックスが53ドルもするのに、たったの1ドル10セントで買える。どこでどうなって、こんなに安く買えるのか私は不思議でならない。

先月分厚い老齢年金の申請書が送られてきた。私の個人財産等、すべての情報の書き込みを終え提出した。いよいよ今月から老齢年金が支給される予定である。おりしもケブン·ラッド豪首相が年金額のアップを取り上げたニュースがこの下の切抜きで、月にして20ドル上げられると書かれている。

私はこの国に永住して28年になるが、レストランをやり始めた頃、政府から通達があり年金制度が発足した。そこでわずかな金額だったが、自分自身で25年近く年金を掛けていた。それが昨年終了した。通常年金とは、掛け金を国が没収する代わりに、年齢がくれば支給されるお金である。それがなんと全額払い戻しされたのである。しかも積み立て金額より利子の方が多かった。日本では国民年金、厚生年金共25年以上の支払い記録がないと年金が支給されないといわれている。この国では上記のように金額は一律だが政府がすべて負担をしている。この財源は一体どこから出ているのか、私には分からない。

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