« 2009年3月 | トップページ | 2009年5月 »

2009年4月22日 (水)

185 医者要らず!究極の糖尿病治療、実践編

過去ブログ「182 医者要らず!究極の糖尿病治療、基礎編」の続きです。

2月の中頃から始めた血統降下薬を使わず、完全な糖質制限食による糖尿病克服法の実践、今で2ヶ月が過ぎたが、その効果は顕著に現れている。

ずっと前だったが、GPドクターの言うままに朝夕食後にタブレットを服用していたのに、その効果が現れず、一番強力な4gの血糖降下剤を与えられた。それでもなお効きが悪く、次はインシュリン注射を打たねばと脅され、大病院の糖尿病スペシャリストへと送り込まれたのだった。

ところが、別に理由はなかったが、他の安い薬メーカーのタブレットに変えた途端、血糖値が下がり始めた。どうも以前のメーカーの薬が、私の体質に合わなかったようだ。以来、スペシャリストは暫く様子を見るつもりだったのか、私にインシュリンを勧めなかった。

それから数年経ち、検査機関による血糖値検査(HbA1c)の結果は上がったり、下がったりの繰り返しで、その理由が何であるかが分からず今日まで来ていた。で、今この糖質制限食をやり始めてこの原因が分かったのである。

GPドクターは私に食後の血統降下薬を与えているにもかかわらず、「食事の量は少なく、運動は毎日欠かさない事、そして甘いものが欲しくなったら果物で取るように」と言った。この食後の果物に原因があったのである。ちなみに、小さな桃一つを食べ、一時間後の血糖値を測ってみると、食べる前より54mg/dLも上がっていた。ところで、毎日4キロメートルを早足で歩いているのだが、歩く前と後の血糖値の差が18mg/dL、食べた桃一個の3分の1しか下がらなかったのである。機械と比べ人間の身体は、いかにエネルギー効率が良いかが一目瞭然である。

さて下が私の糖質制限食を開始して一ヵ月半後の一日の血糖値を測った表で、もちろん薬を絶った状態である。なお比較の為、薬を飲んでいた頃のデータもあればと思うのだが、当時は薬まかせだったので記録は一切残していない。

mmol/lはオーストラリアとヨーロッパが使っている単位で、mg/dLは日本とアメリカだけがこの単位を使っている。検査機関による平均血糖値(HbA1c)はこのmmol/lに近い数字なので、理解し安いことから記した。

健康な人なら普通、空腹時はいつも血糖値は110mg/dL以下であり、食後30分から1時間以内は最も高いが、それでも140mg/dL以下である。しかし2時間経つとインシュリンがほどよく出て、元の110mg/dLにまで下がる。

ところで私の場合、この表にもあるように3時間してやっと下がり始めている。かろうじて朝食前と昼食前には正常の血糖値となっているが、夕食を少し高めの状態でとったら、食後2時間も高い血糖値となっている。でもこの表から見ると、医者からインシュリン注射云々と言われ、完璧な糖尿病患者だった私が、その予備軍の領域にまで血糖値が下がったのである。しかも度々起こしていた低血糖症状にも悩されることがなくなった。薬に頼らず糖質制限食だけでここまで改善出来たことは驚きで、現在は食後二時間の血糖値も下がりつつある。糖分の摂取を減らし、すい臓のランゲルハンス島のβ細胞を薬で刺激するのを止めた途端、少しずつ細胞機能が回復、活性化し、インシュリンの出が良くなったようである。

途中一ヶ月内には長年薬を飲み続けたせいだろうか、麻薬患者が禁断症状を起こすような強い倦怠感に度々襲われた。それが何日も続くので、試しにといつもの半分だけ薬を服用した。すると突然気分爽快となり身体がシャンとした。しかし乗り越えねばならぬハードルだと思い、以来一切薬を絶った。

                mmol/l        mg/dL

l        起床    (416AM)   5.4     97.2

l        (人工甘味料入りコーヒー一杯飲む)

l        朝食前   (519AM)   5.7     102.6

l        食後30分  620AM)   8.6     154.8

l        食後1時間 (702AM)   9.1     163.8

l        食後2時間 (810AM)   8.4     151.2

l        食後3時間 (913AM)   8.1     145.8

l        食後4時間 (1012AM)   7.1     127.8

l        食後5時間 (1109AM)   6.8     122.4

l        昼食前   (1201PM)   5.9     106.2

l        食後1時間 (131PM)   8.2     147.6 

l        食後2時間 (245PM)   7.7     138.6

l        食後3時間 (336PM)   7.3     131.4

l        食後4時間 (441PM)   7.4     133.2

l        食後5時間 (542PM)   7.2     129.6

l        (その少し後に夕食)

l        食後1時間 (706PM)   7.9     142.2

l        食後2時間 (819PM)   8.8     158.4

l        就寝    (900PM)   8.5     153.0

ところでこの時の食事とは一体どのような内容だったかである。肉類、魚はもちろん、主食を食べない代わりに野菜をお腹一杯になるまで食べた。今までの糖尿病食のような食事制限は一切していない。食べてはいけないと言われている、ご飯やパンの炭水化物類、イモ類等のでんぷん質、砂糖、お菓子類、果物のすべて、糖分の多い数種の野菜を一切食べなかっただけである。

ブロッコリー(スチームしマヨネーズで食べる)やアボガド(果物らしいが本では食べて良いと記す)が非常に安かったので大量に買い毎日食べた。それと糖質の少ない野菜をふんだんに使った、具たくさんの汁物である。赤味噌は25%近い糖分(白味噌ならもっと多い)が含まれているので、何杯も飲むのは禁物、極安の鯛のアラや頭を買って来てスープをとるとタンパク質ばかりの美味しい、すまし汁が出来る、これが最高にお腹を満たした。豆腐、それにおからは満腹感を与え、大根、キャベツ、白菜もお腹を膨れさせる。

この国では肉が安いからとビフテキを毎日食べてはみたが、やはり日本人、途中で嫌になってきた。今は魚やチキン、卵も交互に食べるようにしている。数種の野菜と糸こんにゃくを入れ、醤油と少々の甘味料で味付けをした、すきやき、魚すきが一番の好物で野菜と肉の炒め物も美味しい。

糖尿病は贅沢病だと言われてきたが、タンパク質摂取中心のこの糖質制限食こそ、そのものずばりである。しかし医者代、薬代を計算し、長い目で見た場合、ずっと安くなるはずである、「食うに倒れるより、病むに倒れる」である。

この簡単で誰にでも出来る、糖質制限食が普及し、万病の元と言われている糖尿病患者がいなくなると、困るのは医者と病院だということである。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年4月14日 (火)

184 豪州で$43bのブロードバンド政策

Photo

百年に一度とかの世界的な経済不況により、日本の自動車産業、電気業界、その下請け関連会社等の減産及び生産中止により、派遣労働者の契約打ち切り、又、本雇いであっても早期退職を迫るなどの人員整理、大企業の社員削減のニュースが日本の新聞紙上を賑わせている。第一次産業が中心のオーストラリアでも鉱物資源の輸出の落ち込みにより、人員削減があちこちの企業で起きている。(写真は先週のゴールドコースト·ブルティン紙、切り抜き記事である)

昨年暮れの巨大資源会社BHPによる大掛かりな人員整理に続き、今回はアルミニュームの原料となるボーキサイト·マイニングのリオ·ティント社が人員のカットを発表した。アルミニュームは鉄鋼に次ぐ、建築業界及びあらゆる生産工場には欠かせない金属だが、その原料が今までのように必要でなくなったと言うことは、いかに世界経済の冷え込みが大きいかが伺われる。

1937年に起きたアメリカの大恐慌、それを救ったのはフランクリン·ルーズベルト大統領のニューディール政策だと学校で教わった。が、本当はその後に続く第二次世界大戦であるとの説の方が有力で、戦争は大量破壊をもたらすと共にあらゆる産業の活性化を促すパワーを持っている。しかし次の第三次世界大戦ともなれば核戦争と化し、世界経済の建て直しどころか、何もかも破壊、何一つ残らない世の中となってしまう。今回の不況の建て直し方として、戦争による経済活性化だけは避けて欲しいと願う一人である。

先週オーストラリアで$43ビリオン(300億円規模)のブロードバンド設置計画が発足した。この計画はハワード前連立政権のマニフェストだったが、今の首相ケビン·ラッド労働党政権がオーストラリア経済の建て直しにと、この前政権の考えを取り入れたのである。この政策による雇用の増加は37000人だと書かれてある。

昨年のBHPの人員削減、今回のリオ·ティント を始め、関連会社の人員整理、それに伴うスモールビジネスの破綻を含めるともっと失業者の方が多いと思われる。昨今の世界的不況はオーストラリア一国だけで解決出来る問題ではなく、各国共何らかの大きな政策を展開して経済活性化を図る必要がある。

一連の詐欺的サブプライムローン問題を引き起こしたアメリカが、これ以上国内を混乱させないようにと、ドル札を大量に発行し、自国産業の救済に使うようでは何の解決にもなっていない。オバマ新大統領は、古くなった橋、道路、学校施設の建て替え計画、及びグリーンエネルギーの設置政策で経済の活性化を図ろうとしているが、残念ながらこれだけでは不十分と言える。次から次へと大型プロジェクトを立ち上げ、仕事量を増やし雇用を拡大、安定させる必要がある。そして一刻も早く実施していかないと世界経済が悪くなる一方である。

Photo_2 Photo_3

(左は豪政府発表の43ビリオンドルのブロードバンド施工政策に関する記事)

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年4月 1日 (水)

183 オーストラリアで再給付金

Photo

左の記事は328日ゴールドコーストブルティン紙に載った、オーストラリア政府からのメッセージ、特別広告の切抜きである。

今年の初め、オーストラリア政府はアメリカ発世界的不況から脱出しようと、国内の景気を刺激し、活性化するための対策として、年金生活者、低所得者層、シングルペアレンツ等の家庭を対象に、いわゆる日本での定額給付金に当たる特別ボーナスを支給した。

しかし数ヶ月経ち、その経済効果がまるっきり現れていないことを認識した政府は、さらに第二弾として今回、学生を始め、昨年所得税を申告した人々にもボーナスを支給することにしたのである。

これを見ると昨年の年間収入が8万ドル(豪1ドル65円換算として520万円)以下であった人には900ドル(58500円)を支給、それ以上、9万ドルまでは600ドル、それ以上、10万ドルまでは250ドルの支給となっている。

年間8万ドルの収入というと、週給1538ドルになるが、日本と違って給与水準の低いこの国では、よほど大手の企業か、国の機関、あるいは儲かっている会社でない限り、これだけの給料を払うのは無理である。

政府としても前回の支給者と共に、今度こそ、ほとんどの働き手を対象にボーナスを支給することで、国内経済の活性化を図ろうとしている。宵越しの金を持たない主義のオーストラリア人だから、すべて消費に回すと期待しているのである。

私の場合、前回は月足らずで年金生活者とはならず、支給金は貰えなかった。しかし今回、年間の申告金額が少ないことから支給される。さてオーストラリア経済の活性化の為に一体何に使ったら良いかと迷っている最中である。

単純に、世の中にお金の流通量が少ないと不景気になり、逆にダブついてくるとインフレとなる。不景気になれば札を大量に発行し、インフレになればお金を回収、流通量を減らせば良いだけで、難しい経済理論など必要ない。政府はただ当然の札の発行をすると共に、何らかの大型プロジェクトを立ち上げ、働き手の仕事量を増やせば景気が回復するのである。

現在アメリカ政府でもドル札の大量印刷に懸命で、テレビのニュース番組でその光景を度々写し出されているが、これは大企業を救済する為の作業で、AIG保険会社のように、そのお金を幹部連中に臨時ボーナスを支給するだけに使われかねない。この企業もサブプライムローン問題に拘わった会社で、救済する必要はない、リーマンブラザーズ社同様、自業自得と言うことである。

大企業倒産による従業員の失業問題を心配するよりも、解体して小ぶりの会社になった方が望ましく、今まで巨大企業として横暴な振る舞いをしたそのツケが回ってきただけである。一切救済せずに危機感を持たせ、大いに知恵を出させて、将来実力のある会社に成長させる、それが政府の役目である。資金援助だけで救済されたためしがなく、本腰を入れて取り組まないのが人間の性である。

オーストラリア政府は仕事の量を増やすことなく、国民にお金をばら撒くことで、国内経済の活性化を図ろうとしている。この対策もどうかと思う。仕事をクリエイト(創造)せず、お金だけを与える、レイジーな国民をクリエイトしているだけと思えてならない。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

« 2009年3月 | トップページ | 2009年5月 »